失恋は、何度経験しても辛いもの。
初めての失恋じゃなくても、「今が一番つらい」と感じるはず。と同時に「もうあの人以外では考えられない!あの人以上の人なんていない!」と思ってしまいますよね。
中には「あの人のいない生活なんて意味がない」と、生きる意欲さえ失ってしまう人もいるでしょう。
仕事をしていても友達と遊んでいても、ふとした瞬間につらい気持ちが顔を出し、涙がこみあげてくる・・・。でも、早く失恋のつらさから立ち直って、前向きな生活を送りたいと思っているはずです。
いつまでも落ち込んでいて時間を無駄にしないために、辛い失恋から抜け出す方法を知っておきましょう。
失恋をするとつらい気持ちになる理由を知ろう
そもそも、なぜ人は失恋すると辛い気持ちになってしまうのでしょうか?
もっとも大きな理由としてあげられるのは、以下のふたつです。
- 好きな人から拒絶されたような気持ちになる
- 自分の存在を否定された感覚に陥(おちい)る
前までなら、「おはよう」とメールをすれば「おはよう」と返ってくる。
「好き」と伝えれば「自分も好き」と伝えてくれる。それなのに、今はもう、それを伝え合える人がいないのです。
また、片思いではなくお付き合いしている関係だった場合、これまで自分の生活の一部だったものがなくなってしまったという大きな喪失感が襲ってきます。
可愛がっていたペットや知り合いの人が亡くなってしまったときに感じる悲しさと、ほとんど同じです。
このような状況で、辛くないわけがないですよね。
辛い失恋から抜け出す方法8選
失恋の辛い気持ちは「時間の経過が癒してくれる」というのは、たしかにそのとおりです。
しかし、悲しくて生きる気力さえ失っている状態の中、ひたすら時が過ぎるのを待つのはとても辛いですよね。
そこで、辛い失恋から立ち直るため、簡単にできることをご紹介します。
落ち込む気持ちを封じ込めず思い切り泣く
失恋の辛い気持ちを解消するためには、まず思い切り落ち込むことです。涙が出てきてしまうのであれば、我慢ぜずに思い切り泣いてしまいましょう!
大人になると、いろいろな経験があるがゆえに、生活や仕事のさまたげになるような感情を押し殺してしまいがち。また「この歳になってまで失恋で落ち込むなんて」と自分が情けなく感じる人もいるのではないでしょうか?
しかし失恋においては、感情を押し殺すことにより辛い気持ちが昇華しきれず、あとあとまで引きずってしまうのです。
「落ち込んでいる自分はイヤだ!」と思うなら、落ち込むのは今日から3日間、1週間など、期間を設定するのがおすすめです。
気が済むまで人に話す
辛い失恋から立ち直るためには、自分の言葉にして人に話すことも大事。
頭で考えて言葉にすると自然と気持ちが整理され、冷静になってきます。また、失恋した事実や辛い気持ちをしっかりと認識できるようになります。
ただやみくもに人に話しても、自分が期待していたものと違う答えが返ってきたときに納得できず、別の悩みを抱えてしまう可能性があります。
- 単純に辛い気持ちを吐き出したい
- 客観的なアドバイスが欲しい
- 厳しくても自分に喝を入れてもらいたい
自分がどんな状態なのかをきちんと理解して、話す相手を選ぶようにしましょう。
予定を入れてあえて忙しくなる
時間があると、相手のことを考えてしまうとか、悲しい気持ちばかりに意識が集中してしまって逆に辛い!という方は、なるべくアレコレ考えてしまう時間がなくなるように、予定を入れて忙しくするというのも手です。
仕事でもいいし、趣味に打ち込んでみたり、友達とたくさん遊ぶのもいいでしょう。
ただ、体調を崩すほど予定を入れてしまうのはNG。人は弱っているときこそ弱気になってしまい、負の感情を抱えやすくなります。
あくまで健康にいられるよう、心がけましょう。
他の異性と交流してみる
「失恋の痛手は次の恋愛で癒す」とはよく言いますが、これも失恋から立ち直る立派な手段のひとつ。
他の異性と交流することで、今までとは違った価値観に触れる機会ができます。そこから自分の状況や辛い気持ちを客観視でき、冷静に物事が考えられるようになり、立ち直りもしやすくなります。
また、自分が望んでいた相手ではなくとも、一緒に過ごしてくれる異性がいるだけで精神的にも余裕が生まれ、前向きになりやすくなりますよ。
恋愛以外のことに打ち込んでみる
辛い失恋を経験してしまうと「もう恋愛なんてしない」「人を好きになってもまた辛い思いをするだけ」と、恋愛をする気力さえ失せてしまうことも。
このような場合は、恋愛のことはきっぱり忘れ、仕事や趣味など別のことに打ち込んでみましょう。
ふとした瞬間に「ちょっとまた恋愛をしたくなったな」と感じられるようになったり、仕事や趣味のつながりで意外な出会いへとつながることもありますよ。
大好きな人との思い出の品を処分する
好きな人にもらったプレゼントやお泊まりのときに使っていた生活用品などが目に触れる場所にあると、それを見るたびに好きだった人のことを思い出してしまいますよね。
そして、その人がいない現実を認識して、また辛くなる。
そのため、大好きな人を彷彿とさせるものは、思い切って処分してしまうのもおすすめです。
黙って捨ててしまうことに抵抗があれば、自分の気持ちに余裕がでてきたタイミングで、相手に返したほうがいいか?処分してもいいか?を訪ねてみましょう。
大好きな人の連絡先やSNSでのつながりを削除する
今やスマホやパソコンは誰もが見る時代。
好きな人の連絡先を知っていたりSNSで繋がっていたりすると、自分が望んでいないのに相手の情報が流れてきてしまいます。
その情報を見るたびに心が締め付けられるような思いをするのがイヤならば、連絡先とSNSでのつながりを削除してしまいましょう。
相手と連絡がとれるかどうかよりも、まずは自分の心を落ち着けることが大事ですからね!
やりたくないことはやらない
生きることさえ面倒になってしまうほどの辛い失恋では、仕事に行く気すら起きないこともありますよね。
そういうときは、思い切って仕事を休んでしまうのもOK。
やりたくないことをやっても、失恋による辛い気持ちの上に、物事を無理やりこなすというストレスを乗っけるのと同じです。
集中できずに失敗してしまったりすると、そのことで余計に悲観的になってしまう可能性もあります。
辛いときくらい、自分のことはとことん甘やかしてあげましょう。
失恋から立ち直りたいときの注意点
辛い失恋から立ち直る方法を紹介しましたが、それぞれを行うにあたって注意点があります。
女性は1ヵ月目から、男性は3ヶ月目までが勝負
一般的に失恋をした場合、女性は最初の1ヶ月目に深く落ち込む傾向にあります。
一方で、男性は最初の立ち直りが早いものの時間が経過していくにつれて失恋の現実を認識していき、だいたい3ヵ月後から落ち込みはじめる傾向にあります。
そのため、女性なら最初の1ヵ月は無理に立ち直ることを考えなくても大丈夫。1ヵ月ほどすると、落ち込むことに飽きて「なにかしたい!」という気持ちが生じてきます。そのときに、失恋から立ち直るためにできることをやっていきましょう。
男性は、失恋した直後はあまりダメージを受けていないと感じる人が多く、それを「早く立ち直れた」と思いがちです。
しかし、これは失恋による辛さを自覚するまでに時間がかかっているだけ。
3ヵ月くらい経ってから、自分と相手が今までとまったく違う生活をしているという現実を認識し、辛さを感じるようになるのです。
そのため、男性が失恋をしてしまったら、本当の辛さがやってくる約3ヵ月後までに、他に打ち込める趣味を見つけるとか新しい出会いを探すなど、失恋の辛さを避けられる状態を整えておくのがいいでしょう。
気が進まないことはしない
失恋したときの辛い気持ちから抜け出すために「予定を入れてあえて忙しくなる」「他の異性と交流してみる」というのは、一般的に言われていること。そのため、失恋したときにほとんどの人が頭で思い浮かべると思います。
でも「本当にそれでいいのかな?」と思うこともありませんか?
大好きな人にフラれたら、正直なにをする気が起きないこともありますし、積極的に他の異性との交流をする気が出ないこともあります。
このような状態で無理に行動してみても、心ここにあらずで予定もまともに達成できなかったり、大好きな人と他の異性の違いが目について相手のことを思い出してしまったり、余計に辛くなる可能性があります。
そのため、少しでも気が進まないと思ったことはしないようにしましょう。
迷ったらやめる
- 大好きな人との思い出の品を処分する
- 大好きな人の連絡先やSNSでのつながりを削除する
「辛い気持ちになるくらいなら目が届かないようにしたほうがいい」とは思いつつも、手が止まってしまったりしませんか?
重要なのは、辛い気持ちを生じさせる要素を排除することではなく、大好きな人の痕跡を見ても辛い気持ちにならないような状態になることです。
中途半端な状態でその痕跡を消したりすると、痕跡がない(=大好きな人がいない)という事実を目の当たりにして、逆に辛くなる可能性も。
少しでも迷ったら、処分などは行わないことをおすすめします。
どうしても諦めがつかないときは
大好きな人を諦めなければいけないとわかっていても、どうしても諦めきれないこともありますよね。諦めないといけないと思うほどに、好きな気持ちが積もっていってしまいます。
そういうときは、いっそのこと「諦めない」という選択をするのもいいでしょう。
人によっては、諦めなければいけないことより好きでいられなくなることのほうが辛い場合もあります。
失恋から立ち直るためには、まず辛い気持ちを落ち着けることが大事なので、より自分が辛くないほうを選択していきましょう。
失恋のつらさを抜け出して幸せな恋愛をするために
失恋のつらさを抜け出すためには、まず何よりも気持ちを落ち着けて冷静になることが大事です。
失恋をすると「なにがいけなかったのか?」「自分のどこに悪い部分があったのか?」と考え、悪いところを改善しようと頭が働きますよね。
しかし、ショックのあまり悲しみや辛い気持ちが先行してしまい、冷静に考えられず的確な判断ができなくて、問題が解決しきれない可能性も。
失恋を乗り越えてより幸せな恋愛を掴むために、辛さや悲しい気持ちを落ち着けて、自分のよくないと思ったところを改善していけるようにしましょう!
【必見】30代から幸せな結婚をつかむ2つの方法
>> 「幸せな結婚ができた2つの方法」の記事を読む <<