「喧嘩(ケンカ)するほど仲が良い」とはいいますが、これはあくまでも、喧嘩をしてもきちんと仲直りできるカップルであることが大前提。
たくさんの喧嘩を乗り越えて、その度に絆を深めていけるのがベストですよね。
しかし、中には問題を見て見ぬフリをして、妥協をしたり曖昧(あいまい)にしたりで、根本的に解決してきていないカップルもいるのではないでしょうか?
ささいなことでも一生の別れにつながりかねない男女の喧嘩。
仲直りするために大切なポイントをおさえて、喧嘩するほど仲が良い関係を目指しましょう!
彼氏と喧嘩で仲直りのためにすべきこと
彼氏と喧嘩をしてしまったら、まずは喧嘩の原因が何であるかを明確にすることが重要です。
問題がわからないまま仲直りをしようとすると、以下のような事態を招く可能性が。
- 努力の方向性がズレて話がこじれてしまう
- その場しのぎで実際に問題が解決しない
特に女性は、理論より感情を優先しがち。
なんとなく仲直りができても、仲直りができた安心感や、また彼氏と仲良くできる嬉しさで、根本的な問題が置いてけぼりになってしまうことがあります。
仲直りのためにするべきこともありますが、まずは喧嘩の原因をしっかりと把握した上で、解決に向けて行動するようにしましょう。
悪いと思ったところは素直に謝罪する
喧嘩の原因があきらかに自分にあるとわかっているときは、下手に意地を張らず素直に謝りましょう。
逆に、意地を張ってしまうと「悪いことを悪いと認められない人なんだ」と、人として見損なわれてしまうので要注意!
ほとんどの男性は考え方が論理的なので、自分の何がいけなかったか、今後どう気を付けていくかの説明をすると、納得してもらいやすくなり、仲直りまでがスムーズになりますよ。
不満に思ったことはきちんと伝える
喧嘩の原因が彼氏のほうにあるとき、相手に感じている不満はしっかりと伝えましょう。
「これを言ったら彼氏に嫌われるかもしれない・・・」と思うかもしれません。でも、男性側としては、それが逆に信用されていないと感じることもあります。
自分がどういうふうに考えているか、どんな気持ちになったかを言葉にした上で、謝ってほしいと伝えましょう。
問題解決のためにきちんと話し合う
お互いの言い分をちゃんと伝え合った上でどちらも意見が譲れない場合は、納得するまでとことん話し合うことが重要。
どちらも意見が譲れないということは、どちらが悪いということではなく価値観の違いからくる喧嘩である可能性が高いです。
自分が悪くないとわかっているのに謝ってしまうとか、逆に相手に無理やり誤らせるのは絶対にダメ。
問題が根本的に解決せず、のちに似たような喧嘩を繰り返すことになるかもしれません。
問題に対して、お互いがどこまでなら許容できるのか、どんな代替案なら受け入れられるのか、を明確にして、歩み寄っていく努力をしましょう。
距離をおく
喧嘩の直後は、少なからずお互い感情的になっているはず。
この状態で話し合おうとしても、女性はただ感情まかせに相手を責めてしまう可能性が高いですし、男性は本能的にそれを察して構えてしまい、言葉が出てこずに押し黙ってしまう傾向があります。
3日でも1週間でも距離を置くことで冷静になれますし、お互いに考えをまとめるための時間ができるので、きちんと問題解決に向けた話し合いにつなげられますよ。
彼氏との喧嘩で仲直りのためにしてはいけないこと
喧嘩した彼氏と仲直りしたいときに、やってはいけないことがたくさんあります。
「こんなことも?」と思うかもしれませんが、女性と男性には根本的な性質の違いがあるため、女性同士の喧嘩では気にならないようなことも、状況が悪化するトリガーになり得ます。
逆に言えば、これらを避けられればそもそも大きな喧嘩になることはありません。
無駄な意地を張る
彼氏との喧嘩において、意地を張ってもいいことは何ひとつありません。
自分が悪いとわかっていても、よくわからないプライドが邪魔をして「自分からは謝りたくない!」と思ったり、相手が謝ってくれてもなんだか納得がいかず、すぐに許せないということはありませんか?
なぜそういう意地が出てきてしまうのか、自分自身でもわからないことが多いはず。ということは、男性はもっと理由がわかりません。
無意味な押し問答を続けていると、男性は「自分の何がいけないのか?どうすればいいのか?」と考えても答えが出ない状況に疲れてしまい、恋愛の熱が冷めてしまう可能性もありますよ。
感情まかせに相手を責める
女性は喧嘩になると感情的になる傾向が高いです。問題を解決するよりも、まさにそのときに抱いている怒りを解消させたい気持ちが強くなりがち。
言っていることは正しくても感情まかせに責められると、男性は「言われている内容」より「責められている状況」に意識が向いてしまうのです。
そうすると、男性は問題を解決するためではなく、女性の怒りを落ち着かせるために手を尽くそうとします。
言いたいことを言って女性が落ち着けば、男性が折れる形で喧嘩は収束するでしょう。
しかし、そのころには男性が疲れ切ってしまい肝心な喧嘩の原因を解決するまでに至らず、あとあと同じような理由でまた喧嘩をしてしまう・・・という悪循環が生じてしまうのです。
過去の話を掘り返す
彼氏と喧嘩をしたとき、腹が立つあまりに昔の話を持ち出す女性も非常に多いです。
女性としては「あのときもこう言ったよね」などと、すべて関連があることとして考えますが、男性はそうではありません。あくまで、あのときのことはあのときのこと、今のことは今のこと、と割り切って考えています。
男性はなぜ過去の話を持ち出されるのか理解ができず、脈絡のない話し合いを新しい問題として認識してしまい、話し合いの論点がズレてしまったり喧嘩がややこしくなってしまったりするのです。
相手の言うことを否定する
女性は本能的に気が遣える生き物なので、喧嘩中でもさまざまなところに思考を繰り広げられます。
仲直りのために話し合いをしているとき、男性が説明や提案をしてくれても「でも」「だって」「けど」と、相手の言うことに反論していませんか?
女性の、いろいろな可能性を考慮して、不安な要素はひとつでも多く解消しておきたいと思う気持ちはわかります。
しかし男性としては、言っていることをすべて否定されているように感じてしまい、「これじゃあ、もうどうしていいかわからない!」と話し合うことを放棄してしまう可能性も。
そのため、もし相手の言うことに納得ができず切り返したい場合でも、まずは「そうだね」と、相手の意見を受け入れる一言を添えるようにしましょう。
不満を周囲に言いふらしたりSNSに投稿してしまう
女性とにかく共感を求める生き物です。
彼氏と喧嘩をしたときも、すぐに友達に相談したり、不満をSNSでつぶやいたりしていませんか?
彼氏とまったく関わりのない友達に相談するとか、知り合いの目につかない閉鎖的なSNSアカウントで発散するのはセーフ。
でも、「これを見て彼氏が反省してくれれば」と察してチャン精神で、周囲に喧嘩のことを触れ回るのはNGです。
喧嘩ひとつも立派なふたりのプライべート。
そのプライベートを周囲にひけらかされて決していい気持ちはしないですし、口が軽い人だと思われてしまう可能性もあるので注意しましょう。
いきおいで別れを切り出す
喧嘩がこじれてくると、さすがに女性も疲れますよね。
また、なかなか解決しない喧嘩に不安がつのり、彼氏が本当に自分のことが好きなのか疑心暗鬼になってしまうことも。
そのときに、めんどくさくなって衝動的に「別れる」と言ったり、相手の気持ちを確かめるために別れを持ち出すことは絶対にNGです。
男性の思考はシンプルなので、たとえ本気でなくても真に受けてしまい、ショックを与えてしまいかねません。
最悪の場合、男性も喧嘩に疲れてしまっていると別れを受け入れられてしまい、そのまま破局につながってしまう可能性もありますよ。
男と女はまったく違う星の生き物である
長年お付き合いをしていれば、喧嘩はどうしても避けられませんよね。喧嘩をすること自体は悪いことではなく、ふたりでどのように解決して乗り越えていくかが重要です。
ジョン・グレイ著の『ベストパートナーになるために』では、以下のように記されています。
男は火星から、女は金星からやってきた
要するに、男性と女性では思考の仕方が根本的に異なっているということ。
これをわかった上で、ご紹介した「するべきこと・してはいけないこと」に注意していけば、深刻な結果になることはありませんし、喧嘩をしてもスムーズに仲直りできる可能性が高くなります。
ささいな喧嘩でも絆を深めて、ふたりの未来へとつなげていけるといいですね。
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